あなたの幸運を生かす!(2)

三洞の「これが言いたい!」

前述したように、ライブ当日に風邪をひいて、その日は当然のことながら、体調が良くても二日酔いになるぐらいには飲みましたから、翌日は完全休養。
まあ、ライブが金曜だったので、元々、土日は仕事をするつもりはありませんでしたが、しかし、月曜になっても気力、体力、体調ともに元に戻らず。さらに、火曜日も同様の状態で、ほぼ終日寝たきり。

水曜日は、前日しっかり休んだのと、コンサル契約していただいている会社の会議が午前中にあったので、気分も体調も復活して、元気に出かけて行きましたが、そこでイイ気になって、水・木・金と飲んだら、土曜には再度ぐったり状態です。

しかし、土曜日の夜は、中国に転勤になっちゃう音楽仲間の送別会があったので、ヘロヘロ状態の中、出掛けて行きました。
肉を食ってワインを飲んだら少々復活して、2次会も楽しくお付き合いできて、ゆっくり風呂に入ってから早々に寝たので、昨日の日曜日は結構スッキリと早起きできましたが。

でも、結局、ライブから10日間もグダグダ状態になってしまった・・。
やること山積なのに、それを放置してギターの練習してたから、ライブが終わったら猛然と取り掛からなければならないのに、10日間も・・。


そこで思ったのは「あの本、再読しよう。今こそ読まなければ!」でした。
その本とは、こちら。

☆「大富豪の仕事術」マイケル・マスターソン

読みかけだった本は一時脇に置いて(これも役に立つ本だけど)、昨日、読み始めました。
読んだ感想は「俺、ホント、ラッキー!」・・です。


冒頭は、著者の学生時代の事が書いてあって、それは知っているから読まずに飛ばして、本題から読みましたが・・「今、この時に再読できたのは、まさに運命だよな~」って、心底思いました。

本題に入ると、まずは7年後の目標の話が出て来ます。
私、今、53歳ですから、7年後は丁度60歳。当然だけど歳男。
しかも今のこの時期ですから、毎年の目標も、うまい具合に来年の正月から設定できる・・。

「な。わかるだろ。目標はちゃんと達成できるよ。そういう運命なのだよ」と、天が言っているようにしか思えません。
自分でもそう信じちゃってるしね。
・・って書いたら、なおさらそう思えるし!


大昔から言われてることだけど、日々起こる物事ってのは、それ自体には良いも悪いもなくて、その現象をどう受け止めるかによって、良くもなれば、悪くもなる。
お釈迦さまも、キリスト様も、小林正観さんも、同じこと、言ってます。

ライブの当日に風邪ひいた・・
その後、10日間も仕事をせず、グダグダしてしまった・・
おかげで仕事はさらに溜まり、締め切りもキツくなった・・

でも!
そのおかげで「大富豪の仕事術」を、今、この時に「再読しなければ!」と思い、再読し、「どう考えても目標達成できるだろ! そういう運命だろ?」と思えた・・。

ラッキー以外の何物でもないですよ。


あ、念のために言っておきますけどね、こういうのを「ポジティブ思考」と呼ぶのはアサハカですからね。
「思考法」や「思考術」だなんて思ったら、バチあたりますよ。
それでは、完全に思考&知識レベルが低すぎます。

そんなクダラネ~ことを書くつもりはありません。
マイケル・マスターソン大先生も、この本の中で、同じようなことを書いてます(本書の中では「モチベーション」という言葉のクダラナサについて言及しています)。


私が言いたいのは、「ラッキーなこと」ってのは、気付かなかったらラッキーじゃなくなっちゃうってことなのです。

前回書いたように、生命保険セールスの仕事を選んだなんてのは、本来、とってもラッキーなことなんですよ。
ほとんどの人は、実態を深く知らないままに(もちろん私も同様)、世界で最も恵まれた仕事を選んじゃったワケですから。

で、その下の、もっと細かい日常のことにおいても、ラッキーはたくさんたくさん目の前に存在しているはずなのです。

例えば、ベタな例で言うと「お客様から断られた」とかね。

そのラッキーを生かす人は、こう考えるんですよ。
「ああ、言葉の準備が全然足りないんだ」って。
だから、理論に沿って言葉の準備をしなきゃダメなんだ・・って考える。
それは、明確な「契機」となって、以降に生かされます。

私、生命保険のセールスを開始して3日目に初めて断られて、その晩、眠れずに布団の中で涙流して、「断られるのは絶対にイヤだ。決して断られないセールスになろう!」って決意して、そのおかげで今があります。
あの時は「クソババアがっ!」って怒ったけど、後になって思えばラッキーですよ。わずか3日目でそれを考えることができたのですから。

一方、ラッキーを生かせない人は、こう「思う」のです(考えてないから「考える」のレベルではなく「思う」のレベル)。
「ああ、今回もやっぱりダメだった。でも、断られるのはごく当然の事なのだから仕方ない。上司が言うように、活動量が足りないのだろうな・・あと何回断られたら、成約の機会に恵まれるのだろうか・・」

そうなってしまう原因も明らかです。
それは「理論不在だから考えられない」。
ただそれだけのこと。


プライベートは千差万別であっても、生命保険セールスの仕事においては、誰もが似たような場面に直面しているものです。
お客様と話をし、契約を取る・・やっていることは変わりません。

それが上手く行くかどうか・・「売れる、売れない」の差は、直面する場面に対して「どう感じ」「どう思考し」「どう行動するか」の差でしかありません。

ラッキーは目の前にたくさん転がっているはずなのです。
それを生かすかどうかは、あなたの意識と、その基盤となる知識次第なのです。

・・ということを、昨日、深く再認識した三洞なのでした。