ホームページの管理画面を開いて、いつも最初にすることは、アクセス解析の画面を見ることです。
単純にアクセス数が多いと嬉しくなりますが、それ以外にも、どの記事が読まれているとか、どんなキーワードで検索して私のページにたどり着いたのかといったことを見るのは、なかなか楽しいものです。
検索ワードは、不思議なものが入っていることがあって、笑っちゃう時もありますね。
結構多いのが、人名での検索。
「三洞」はもちろんですが、「木戸一敏」とか「生命保険 ジョニー」「ソニー生命 笹井」なんてキーワードで検索している人もいるんですね~。
皆さん、私のホームページに人を連れてきてくれて、ありがとうございます。
一方、記事については、新しい記事ほどアクセス数が多いのは当然ですが、今日、ふと気づいたんですよ。
「この記事、新しくないのに、いつも上位の方にいるな」って。
その記事はこちら。
★「たくさん提案すると売れなくなります」★
あらためて確認してみたら、通常の記事の中では最も読まれているページでしたが・・・私、「そうなのか~。そうなんだな~」って、激しく納得してしまいました。
だってね、「念のために」みたいな気持ちで書いた、まあ、分かりやすく言っちゃえば、レベルの低~~~い内容なんですよ。
記事中に木戸さんの文章が引用されてますけど、もちろん木戸さんが書いていることが「レベルが低い」ってワケではありませんからね。
でも、考えてみれば、この記事が最も読まれているのも当然なのです。
なぜなら、この記事に書かれているような
「すぐに提案しろ」
「たくさん提案しろ」
などという、もうホント、信じられないような超ド級の低レベルの教えが横行する会社・・・そんな会社に所属してしまっているセールスさんの数が、全体の中では圧倒的に多いのですから。
~~~~~
この話をした時、木戸さんは、
「セールスレディの人って、『もっと提案書を出せ』って、みんな言われてるんですね。複数のセールスレディの人がまったく同じことを言うので、驚いちゃいましたよ」
と言っていました。
その時に話を聞いていたのは私とスウ3。
我々は驚きませんが、生保以外の業界からすれば、驚きなんですよ。
だって、そんなことをしたら、売れなくなるばかりだから。
まさに「生保業界の常識は、世間の非常識」の典型です。
こういう本を読んでみれば、ダメな理由がすぐにわかります。
★「クロージングの心理技術」ドルー・エリック・ホイットマン著★
1回提案して契約にならなかったら、以降、奇跡が起きない限り、契約にはならないのです!!!
これ、基本中の基本ですからね。
だから、安易に提案書を出すのは、自殺行為なんですよ。
~~~~~
私たちは起業家です。
あなたにその意識がなかったとしても、生命保険セールスの仕事に就いたということは、「起業した」ということなのです。
ラーメン屋さんを始めるのと同じですよ。
で、新規開店のラーメン屋さんの継続率は、3年で約8%。
対して生命保険セールスさんの3年継続率は、約7%。
生命保険セールスは、ラーメン屋さんと違って、開業費用も、家賃も、仕入れも不要です。
広告費用や人件費もなし。
それなのに同じような継続率になっちゃうのは何故なの???
その理由はごくごく簡単。
「お店を出す場所を間違えている人が圧倒的に多いから」。
働く環境が明らかに間違っているというのは、「ここにお店出しても、客、来ないだろ?」「こんな高い家賃だったら、利益、出ないだろ?」みたいなもの。
では、そういう環境って、どういう環境?・・・の答えが「すぐに提案しろ」「たくさん提案しろ」と教えるような会社・・・ってことなのです。
そういう環境で働いている人が圧倒的に多いから、「たくさん提案すると売れなくなります」というタイトルの記事が、一番アクセス数が多くなってるワケですよ。
環境って、もちろん一番大事ですよ。
環境が悪いってことは、ムチャクチャ不利な状況で日々仕事をしているってこと。起業家なら、まずその根幹の大問題を改善しなかったら、ビジネスは続けられませんし、利益が出るはずもありません。
最後に。
その「環境」を見極める最も簡単な目安があるので、お知らせしましょう。
それは「毎日のミーティング」。
会社は、「あなたは〇〇生命の社員なのだから」と「個人事業主なのだから」を会社の都合で使い分けるけれども、どちらも間違い。
私たちは起業家なのです。
会社ってのは、単なる「テナント先」。
あなたが会社を構えている「場所」でしかありません。
だから、まともな会社は、せいぜい週に1〜2回の「連絡会議」の場があるだけ。
頭がおかしい会社になるほど、その連絡会議の場が「成績や活動内容を詰める場」になる。
そして地獄社になると、それが毎日ある。
普通に考えたら、毎日のミーティングなんてのは、明らかに非常識なのですよ。
洗脳と情報統制のために義務化して、人民を脅迫・束縛しているだけ。
あなたの所属する会社の常識は、世間の非常識・・になっちゃってませんか?
もしもそうなっちゃっているのなら、まずはそこを脱出しなかったら、まともなビジネスはできませんからね。
どうかご注意下さい。