牧野さん、ご存知ですか?
今や生保セールス向け研修の重鎮といった存在です。
ホームページはこちら。
牧野さんの提供するメニューは法人向けがメインだけど、ホームページには個人向けサービスの案内も1つだけありました。
それを読んで、少々驚きましたね。
以下、冒頭部分のみ引用させていただきます。
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こんにちは!
ウイッシュアップの牧野克彦です。
あなたが今悩み苦しんでいることは、私も随分前に経験しました。
「もうムリかな〜」
「もうやめようかな〜」
そんな思いがいつの間にか私の頭の中を駆け巡っていました。
その頃の話を少しさせてください。
私は、ソニー生命入社半年後にお客様に「電話すら」できなくなってしまいました。
毎朝7時に家を出るのですが、訪問するあてはありません。
先ずは喫茶店でモーニングサービス。
その後2軒目の喫茶店に行ってしばらく時間を過ごします。
2軒目の喫茶店も居づらくなるので、10時からはパチンコ屋へ。
でもすぐにお金が無くなってしまい、河原で寝転がってしばらく過ごす。
そんな生活をしていました。
「このままではダメになる」・・心ではそう思うのですが、自分で行動を変えることはできません。
「このままでは飯が食えなくなるよ」
マネージャーや先輩は私を励ましてくれるのですが、それが更にプレッシャーになって益々落ち込んでいく。
そんな悪循環に陥ってしまいました。
だって、頑張れと言われて頑張れるくらいなら、もうすでにじゅうぶん頑張っていたから。
最後は心理カウンセラーに通い、やっとのことで立ち直りました。
本当に苦しかったです。
私は、そんな経験をしました。
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う〜ん・・お会いした時にもチラッと話は出ましたが、牧野大先生でもこういう時期があったのか!・・って思います。
上記を読んで「今まさにそう!」って共感できちゃう人・・たくさん居るはずですよね。
でもね、上記に続く文章は、以下。
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今では、本も6冊出版し、毎年100回を超える研修や講演会をし、現役トップ営業(MDRT20回登録)として頑張っています。
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これ、同じ人ですよ。
喫茶店2軒ハシゴして、パチンコやって、河原で寝転がっていた人が、今では毎年軽〜くMDRTに入って、業界最高峰の法人向けセールス研修をやってる。
あなたが知りたいのは、その間の変化ですよね。
何がきっかけで、何を知って、どうやって変わったら、売上が激変したのかってこと。
そこを、牧野さんは法人主体だし、牧野さんだと「牧野だからできた」って言われちゃうから、「理論とシステム」の三洞が喋らないか・・というオファーを頂戴したわけです。
もちろん「五十田でもできたのだから」は、説得力あるし。
で、「その間の変化」を、と〜っても簡潔に書いちゃうと、
1、マインドを変える(起業家意識を持つ)。
2、やり方をすべて変える(マーケティング理論に沿って)。
3、ビジネスの指標を持つ。
になっちゃう。
もちろん、全部喋ると14時間でも足りないのですが(牧野さんの個人向け研修も丸2日だった)、はっきりと認識すべきことは、牧野大先生でさえ、会社の教えるやり方をやってたら、喫茶店ハシゴして、パチンコやって、河原で寝転がっちゃう状態になってしまうワケですよ。
その結果が、9割廃業なのです。これは明白な「事実」。
だから、転職意識、帰属意識はキレイさっぱり捨て去って、自分の意思で正しい理論を学んで、「9割廃業」の教えとは真逆の、正しいビジネスをしなかったら、絶対に絶〜〜〜対に売れないのです。
で、その内容を、こうしてメルマガで200回以上も書いているワケですが、今日は上記の3「ビジネスの指標を持つ」について、ちょっとだけ書いてみようと思います。
教科書はこちら。
☆「屁理屈なし! 社長のための時間の使い方」ダン・ケネディ☆
何度でもしつこく言いますが、あなた、社員じゃなくて社長ですからね。
社長をやりたくない人は、すぐに転職しましょう。
帰属意識で売れるなら、廃業する人なんているはずありません。
では、引用します。
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・・例えばこれを書いている時点で、私が顧客の所まで出向いてコンサルティングした場合、1日あたりの基本額は8300ドルだ。しかし顧客にこちらに来てもらえば、7800ドルで済む。なぜか? 私にとっては家にいることが、それだけの金額に相当する価値を持っているからである! つまり、時間をお金で買っているのだ。(中略)
どういうやり方であろうと、ビジネスで求められるのはレバレッジだ。仕事の生産性という観点から言えば、要するに、あなたの1時間あたりの基本料金と、1時間に得られる金額の差がレバレッジになる。あなた自身が有効に働けているかどうかを評価する良い方法の1つが、1週間、絶えずこの差額を計算、モニタリングしていくことである。
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私のセミナーの【Section8】は「誰にでも無理なくできる目標設定と行動計画」ですが、冒頭でいつも、こんなことを言います。
「これ、昔から私を知ってる人が聞いたら、『お前がそんなことエラそうに喋るの』って言われちゃうと思う。だって、自分を律することができないし、そもそもダラダラ大好きだし、夢が『目ざまし時計のない生活』で、今はそれを実現できたことがとっても嬉しいから。起きた時が起床時間だしね。でも、そんな私でも300週間連続で契約を入れられた行動計画です」
でね、私たちは「社長」として「ビジネス」をやっているのだから、例えば「ラインあたり生産性」「店舗あたり売上」「一人あたり利益」のようなビジ
ネス指標を持たなければなりません。
それが「今月はこれしか売れなかった」「今年はまあまあ売れた」みたいな、ビジネスとは呼べない「原始的どんぶり勘定」だから、ビジネスとして成立せず、廃業になっちゃうのです。
ただし、幸いなことに、私たちの指標は、基本的にはたった1つしかない。
それは「時間あたり売上」。
本来は、その数字を管理して、具体的な改善策を出す人を「マネージャー」と呼ぶのですが、知識・意識レベルが幼稚園児程度の人ばっかりだから、そんな思考はまったくなく、幼稚園児がおやつをねだるように繰り返すのです。
「もっと」「たくさん」という言葉を!
わかりやすく言うと、私のように「週3日だけ保険の仕事をする」と決めている人なら、週の仕事時間を2倍にすることが可能ですが、ほとんどの人にとっては、それは無理ですよね。
それなのに「もっと」「たくさん」と言うのは、「家族なんて放っておけ」「家事なんてするな」「趣味の時間? フザケルナ!」「寝るな」って言って
いるのと同じなんですよ。
そういう、そもそも不可能な教えに従属しちゃうから、苦しい思いばっかりで、結局は廃業になっちゃうのです!
売上を上げるためには、「時間あたり売上の効率化」しか、方法はないのです。
同じ仕事時間で契約件数を2倍にするしかない。
その実現のためのスタートラインは「自分の時給を知ること」。
それがなかったら、絶対に「改善」はできないのです。
だから「正しい教え」は、端的な一言であっても、正しいのです。
「行くとこないなら行くな」
「たくさんの人に会っちゃダメ」
「靴を履いたら単なる作業。仕事は机の上にある」(以上、三洞)
「街をフラフラ歩いたって、契約なんか取れネ〜んだよ。戻って来い」
(ササイさん)
「自分は、酒飲んでたってメシ食ってたって相撲見てたって、全部仕事ですからね・・たまに記憶がない時もありますが」(ジョニーちゃん)
「ボクは、活動量じゃなくて『思考の量と質』のタイプですから」
(ホンマちゃん)
どれもが「時間あたり売上」を上げる言葉なのです。
さて、あなた、「あなたの時給は?」って聞かれて、即答できます?
パートのレジ打ちのおばちゃんだって、即答できますよ。
あなたのビジネス、それ以下になっちゃってませんか?