セミナーでは「STEP1」がマインドの部分で、そこで「私たちは起業家である」「明確にそれを認識しなかればならない」と、はっきり言っています。
数年前、損保系生保の優秀な支社長が遊びに来て、「男でも、辞めちゃう人が急増している」と嘆いたので、「そりゃそうだろうな〜」と思いました。
私が生保セールスになった22年前(8月起業なので、もうすぐ23年前になる)の頃は、簡保職員を除けば、日本全国に「男の保険売り」は約8000人しかいませんでした。
要するに「珍しい存在」だったのです。
つまり、その頃に「生保セールスになろう!」なんて思って、行動しちゃう人は、良くも悪くも「変人」なのです。
ただし、「先行者利益」は、そうした人だけが享受できるので、「男だ」というだけで差別化ができて、今よりもはるかに売りやすい環境の中で、楽に売ることができたのです。
でも、今はそうじゃない。
男の保険売りなんて、掃いて捨てるほどいる。ごく「普通」。
だから、かつては「異常者の男」しか生保セールスにならなかったけど、ごく普通の男が、「よくある転職先」の1つとして生保セールスを選択し、「転職」「入社」の気分で生保セールスになっちゃう・・・。
でも、この仕事は「起業」。
起業家意識がゼロだから、廃業に至るのです。
これは、「地獄の7社」のセールスレディーさんも一緒。
セールスレディーは、古くから「珍しい存在」じゃないから、古くからずっと、廃業率が異様に高いのです。
私たちは起業家です。
では、「起業家の3大リスク」・・・ご存知ですか?
それは「開業資金」「家賃」「仕入れ費用」(仕入れのない業態の場合は人件費)。
私たち・・・「リスクゼロ」ですよ。
だから、他の業界のすべての起業家から見たら、「お前ら、恵まれ過ぎだろがっ!」「それでどうして廃業するの?」なのです。
同様に、他の業界の人は、こうも思います。
「生保セールスをやろうなんてのは、バカばっかりなんだな〜」
・・・これが、生保セールスに対する、一般的な社会的認識ですよ。
でも、実際はそんなことはない。
「ビジネスが破綻する94%の原因は、プロセスの問題だ。人間の問題ではない」
リッチ・シェフレンの言葉です。
3年以内廃業率93%・・・まさに該当する数字ですよ。
辞めちゃった生保セールスだって、他の業界に行けば、ごく普通に仕事ができる人。
つまりは、「生保セールスがバカ」ではなく、「間違ったプロセス」を強要する「すべての会社がバカ」。
その結果・・・「ごく普通に仕事ができる人」の93%を、廃業に追い込むのです。
今、苦しんでいるあなた・・・
あなた、そんなにバカなの?
違うでしょ?
優秀じゃなくても、普通でしょ?
「普通のあなた」を苦しめる世界に身を置くのか、そこから脱出すべく行動するのか・・・ただそれだけなのです。