断られてもくじけるな? バカ言ってんじゃネ~よ!!

あなたを売れなくする「間違った教え」

「断られてもくじけるな!」なんてのは、ホント、生命保険営業の指導者たるものが決して口にしてはいけない言葉だと思います。

では、断られたらどうするか?
怒らなければダメなのです。

まず断った相手に対して怒る。
「オレ様が喋ってやってんのに、断りやがって!」

・・・もちろん、口に出さずにですけどね。
この、「オレ様」についても、深い解説が必要ですが、それはまた別の機会に。

そして次に、自分に怒る。
「何やってんだオレは! プロなのになぜ素人から断られてんだよ! 折角打席に立てたのに、なぜヒットを打てなかったんだよ!」

そして、なぜ断られたのか、どうすれば断られなくなるのかを深く考える。
だからこそ、断られなくなるのです。

私がこの世界に入って初めて断られたのは、営業開始から3日目のこと。
悔しくて、腹が立って・・・何もできないから、サッサと家に帰って酒飲んじゃいました。

でも、かなり飲んだのに、布団に入ってからも興奮して眠れない・・・。
そうしたら、本当に涙が出て来ましたよ。
「なんでオレがこんな思いをしなきゃなんネ~んだよ~」って、マジで泣いた。
「始めたばかりだから仕方ない」なんて、カケラほども思いませんでした。
それは当然。だって、もはやプロなんだから。

そして「もう絶対にこんな思いをしたくない!」と思いました。
だから、どうすれば断られなくなるのか・・どこが悪かったのか、どの言葉が甘かったのか、どこをどう修正すればよいのかを、それから3日間、家から一歩も出ずに、真剣に考えました。

その結果、週3日の営業で300週間連続の契約を続けられました。
今では断られることなど、ほとんどありません。
2002年以降、断られたのは1回だけです。

生命保険関連の本を3冊書かせていただきましたが、これだって単なる運や偶然ではありません。
泣いた翌日・・この世界に入って4日目に、「断られない方法」をあれこれ考え、その方法の一つとして、紙にしっかりと「本を書く!」と書きました。
だから、本を書けたのです。

「断られてもくじけるな」なんてのは、「ド素人ままでイイですよ」と言っているのと同じです。
「断られるなんて、あってはならないことだ!」と思っている「プロとして当然の思考」と、「断られても仕方ない」なんて思っているアマチュアレベルの思考とでは、成約率が大きく違ってくるのは当たり前でしょ?

プロ野球のコーチが、「いいよいいよ。打てなくてもくじけるな」なんて言っているだけだったら、そのコーチは間違いなくクビになりますよ。
そして、選手がそんな言葉を信じちゃったら・・「ヒットを打てなくても仕方ない。くじけずに行こう」なんて言っているばかりだったら、打席に立たせてもらえず、シーズンオフには解雇ですよ。

プロ野球選手同様、我々もプロですからね。
プロとして食って行くためには、断られないセールストークを身に付けなければなりません。
折角打席に立てたのにヒットを打てなかったら、バットを叩きつけて悔しがって、「今度は絶対に打ってやる!」と、必死に練習しなければならないのです。

草野球のオッサンだって、チャンスに打てなかったら悔しがりますよ。
「断られてもくじけるな」なんて言葉は、草野球のオッサン以下のレベルの言葉なのです。
そして、そんな言葉が横行する、50年間まったく進歩していない業界なのです。

あなたは、そんなレベルから1日も早く脱出しなければなりません。
それは、明確な「廃業への道」なのですから。
だって、プロのレベルじゃないんだから、食って行けないのは当たり前でしょ?

あなたは、プロとしての正しい思考と技術を身に付ける必要があるのです。