「ビジネス」と呼べるレベル

生命保険営業の本質!

 真っ暗な道をヘッドライトを点けずに運転する・・・自殺行為です。
 豪雨の中の運転なのに、ワイパーが動かない・・・かなりヤバいです。
 そこまでは行かなくても、先の見通しが立たないというのは、人を不安にさせ、幸せから遠のかせてしまいます。

 毎週の契約の見通しが立たないというのは、まさにその状態ですよね。
 契約の見通しが立たないから、金欠状態が慢性化し、生活の見通しも立たなくなる。
 そして、いつも不安がつきまとい、アポもないのに、家でじっとしていることができない・・・。

 悲惨ですよ。
 完全に不幸です。


 生保セールスの業界で「生産調整」という言葉を使っているのは・・・間違いなく私一人だと思います。
 潰れそうな町工場の社長だって、生産調整をしています。
 無闇に製品を作ったって、材料費と電気代の無駄にしかならないからね。
 売れる予定があるからこそ、生産ラインを動かします。
 
 どんなに業績不振の会社だって、売上予測の数値を持っていますよ。
 それは、会社から強要された「今年は1200万やります」といった絵空事の数字ではありません。
 現実に則した数字です。

 私たち生保セールスにとっての「売上予測」というのは、契約の見通しが立たなかったら、算出できるはずがありません。
 それなのに、契約の見通しがない・・・。

 なぜそうなってしまうのかと言うと・・・やっていること自体が、根本的に「ビジネス」とは呼べないからです。
 私たち生保セールスがやっているのは、セールスという職種ではあるけれども、その前に「ビジネス」でなければなりません。
 そして、事業主にとっての「ビジネス」とは、売上予測を立て、それを上回るように生産調整をすることです。

 でも、毎週の契約の見通しが立たない状況では、そんなこと、できるはずがありません。
 つまりはそれは「ビジネス」とは呼べないレベルなのです。
 だから私はそれを「意味のない修行」と呼んでいます。


 こうした悲惨な状況を、多くの生保セールスにもたらしている原因の象徴が「活動量」という言葉なのですよ。
 世界No.1ミリオネアメーカーのダン・ケネディ曰く「計測できないものをビジネスに持ち込むな、バカ!」。
 そう、計算できないものを持ち込むどころか、それを金科玉条のごとく振りかざすから、多くの人に不幸をもたらすのです。

 ビジネスというのは、「ここにこれだけの資本と時間を費やせば、これだけの利益が出る」ということが、数字で明確になっていなければなりません。
 私のセミナーのレジュメには、いくつもの数字が出てきますが、「勘で書いている数字は1つだけ」と、セミナー中にはっきりと言っています。
 活動「量」とか、「もっと!」なんてのは、ビジネスではありません。
 なぜなら、計測できないから。
 そんなレベルで仕事をしている人が、先の見込みが立たず、常に不安にさらされるのは当然のことに決まっています。

 ・・・だって「ビジネス」と呼べるレベルには程遠いんだもん。


 私は今、無料で進呈している「生保セールスビジネス・マニフェスト」の改訂作業を行っています。
 あくまで、生保セールス「ビジネス」なのです。
 あなたがそのビジネスで利益を生み出したいと思っているのなら、少なくとも「ビジネス」の土俵に立つ必要があるのです。