入院なんてしたくはないけど、個室での入院は、非常に快適なものなのですよ。
邪魔するものも、誘惑もないから、仕事も読書も「はかどりまくり!」なのです。
そんな快適な入院生活ですが、だからこその「久々の感覚」をいくつか味わうことができました。
その1つは、かわいい看護婦さんたちから、「入院しているのにお仕事ですか! 大変ですね〜」と言われること。
まあ、これが普通の感覚だということはもちろん分かっていますが、もはや、私のことをよく知っている人としか会わない年月を送っているから、なんだか新鮮に感じます。
同時に「説明が少々面倒だな〜」とも思います。
看護婦さんでも・・・いや、「だからこそ」なのかもしれないけど、「入院は大変なこと」だと思う・・・これが普通ですよね〜。
そりゃ、私だって、大下血して失神して救急搬送されて入院したのだから、その時は大変だったし、あんな思いをして入院なんかしたくはないですよ。
でも、痛みも消えて、キレイな個室に落ち着いちゃうと・・・もはや「上げ膳据え膳、掃除も外注の、楽勝の保養状態」でしかありません。
でも、看護婦ちゃんたちは、「入院なのにお仕事」→「すっごくかわいそう!」→「だから入院しちゃうんだよ」みたいな感覚を抱いてる・・・。
「仕事=楽しいもの」だと、心から思っている人がいるなんて・・・実際、目の前にいるんだけれども、その存在が、想像さえ出来ないのでしょうね〜。
かわいい看護婦ちゃんに聞かれたんですよ。
朝の6時半くらいに、血圧と体温を測りに来てくれた時です。
彼女は、夜中の2時くらいに点滴の様子を見に来てくれて、その時私は、まだ起きて仕事をしていたのです。だから、
「あんなに遅くまで仕事をしていて、今日ももう仕事してて・・・大丈夫ですか?」
って聞かれました。
白衣の天使ですからね、心底、心配をしてくれるのです。
私、にっこり笑って、こう言いましたよ。
「オレね、普段、3時くらいに寝るから、2時くらいに起きて仕事をしていたって、ごく普通なのよ。それに、ここだといつでも眠れちゃうでしょ。夕飯食った後、何時間か寝てるから、今起きてたって、7時間ぐらいは寝てるからね。だから、大丈夫」って。
そうしたら、「じゃ、眠れてるんですね。よかった〜。普段、眠れないとか、寝不足とかはないんですか?」と聞いてくれたから、
「あのね、あなたと違って、オレ、普段も目覚まし時計がないのよ。起きた時が起床時間だから、寝不足なんてありえないんだよね〜。だから、あなたの方が全然大変なんだよ!」
そう言ったら、「ありがとうございます」と、にっこり笑って言ってくれました。
入院すると、看護婦さんはみんな可愛く見えるし、心の底から「彼女たちがいなかったら、どうなっちゃうんだろう」と思います。
でも、彼女たちが看護婦さんという仕事を選んだように、私たちだって生保セールスという仕事を選んだんですよね?
「ちょっと選んでみた」なんて人は・・・まあ、去らなくたって、嫌でもこの世界を去ることになるから、私とは何の関係もありません。
でも、私たちは、看護婦さんという仕事を選んだ彼女たちには想像もつかない、「お金の自由」「時間の自由」「場所の自由」を手に入れることができる仕事を選んだ、稀有な存在なのです。
でも、彼女たちには、その「3つの自由」という認識も感覚もないから、実際に眼の前にいても、「2番目に高い個室に入院している、少々お金に余裕があるおじさん」程度だと思ってる。
そしてそのおじさんは、「かわいそうに、救急搬送されて入院した病室でも仕事をしなきゃならない」・・・と思ってる(笑)。
かわいい看護婦ちゃんがそう思うのは仕方ないですよ。
看護婦ちゃんは、大抵、看護婦ちゃんの世界しか知らないしね。
でも、生保セールスのあなたが、「そんな世界、あるの?」だったら・・・それはダメですよ。
所属の意識しかないから、別世界に感じちゃうワケでしょ?
それって「起業家」じゃないし、自分がやっている仕事を根本的に見誤っている・・・ってことですからね。
私たちは、その気になりさえすれば、すぐにでも「お金の自由」「時間の自由」「場所の自由」の3つの自由を手にれることができる!
有名な上場企業の社長だって、1つも手に入らないのに!
それを認識し、そこを目指さなかったら、生保セールスになった意味がありません。