いや~、月日の経つのは速いですね。
もう12月ですよ。
去年の11月に父が他界して、去年の12月の大掃除で遺品やら何やらを整理・処分しようと思っていたのに、それが出来ないまま、今年も12月・・!
こう書いてみると、自分のことながら「一体何やってんだ?」という感じです。
で、結局、入院やら何やらあって、またもやること山積で茫然自失状態。
ここ数日は、やる気まで失せちゃって・・。
でも、ボーゼンとしたままでは仕方ないから、一つの行動をきっかけに、超濃密な12月を送ろうと思っています。
その行動とは「年賀状の準備」です。
この時期、ほとんどの生命保険セールスがやることと言えば、カレンダー配りと年賀状の準備でしょうね。
で、マーケティングの鉄則と言えば「強みを生かす」。
私にとっての最大の強みは「筆字」ですから、セールスの仕事に就いた頃は、しっかりと1枚1枚、筆書きで年賀状を書いていたと思います。
でも、年々、契約者様の数も増えて来て・・全部筆で書くのはものすごい重労働になりました。
そこで、考えましたよ。
もっと強みを生かして、もっと効率を上げようって。
だって、みんなと同じように会社のカレンダー配って、みんなと同じように年賀状を出すなんて、「私も“その他大勢の中の一人です”」って言っているようなものじゃないですか。
「売れる、売れないの差」イコール「その他大勢か、特別な人かの差」なのですから、「みんなと同じ」になってしまう事は避けなければなりません。
考えた結果、割合すぐに答えはすぐに出ました。
会社のカレンダーじゃなくて、自分で筆字のカレンダーを作ろう、それを年賀状代わりに送ろう!
出不精な私にとっては、カレンダー配りをしなくて済むのは大歓迎だし、どうせ年賀状の宛名を書くのなら、封筒の宛名を筆で書けばいい。
裏書はカレンダーが内包されているのだから書かなくて済む。その代わりに私の「年賀版プロフィールシート」を同封しよう・・って。
その効果は・・2~3年で気付きました。
私、冬至は、きちんと紹介を貰うシステムを持っていなかったのですが、何もしなくてもそれなりに紹介がいただけるようになったのは、カレンダーのおかげだとしか思えません。
書く内容はもちろんですが、最初、サイズに気を使いました。
デスク周りでも邪魔にならないし、特にトイレに丁度いいサイズにしようって。
「申し訳ないですが、トイレに飾ってあるんですよ」と言って下さる方が結構多くて、それがとっても嬉しいのです。
だって、家族全員が絶対毎日見てくれるから。
で、そこにあるのは、ありきたりな写真じゃなくて、私の書ですよ。
私が苦労して考えた言葉ですよ。
会社名ではなく、私の名前ですよ。
「保険」のホの字が周囲から出た瞬間、私のことを思い出してくれる率は、かなり上がるはずですよ。
カレンダー、会社のものを買ったら、5分の1以下の値段で済みます。
でもね、ペイしているどころか、楽勝でお釣りが来ています。
普通に購入してくださる方もたくさんいらっしゃいますし。
だから、身をもって実感しています。
「年賀状を普通に出しちゃうのはもったいない」って。
少々気が効いた物を出しても、埋没しちゃう可能性が大きいですからね。
どうせ出すんだから、その作業時間と費用を少しでも大きくすべきですよ。
さて、あなたはどんな「工夫」をします?
ちょっとした工夫で「目立つ存在」になれるなら・・この時期に考えるには最適のテーマでしょう。
折角なので、考えるためのヒントをいくつか書いておきます。
(1)みんながハガキなのだから、ハガキじゃないだけで目立つ。
(2)情報量と効果は比例するのだから、どうせ同じ郵送料ならたくさん書いた方がいい。
(3)郵便局は「25日までに出してください」だけど、ヤマトのメール便ならもっと遅くても大丈夫。しかも年中無休で送料も安い。私の場合、郵便局だと200円掛かるが、メール便なら80円。
(4)べつに元旦に届かなくたってイイじゃない?
(5)元旦に帰省しているお客様なら、帰省先に送った方が効果的。親、兄弟、親戚への紹介の可能性も高まる。ただし、年賀状自体が目立つものであることが必要。
(6)ネット上にはアイデアがいっぱい。
ということで、参考になれば幸いです。
例年、12月30日から1月3日あたりまで、毎日、封筒をたくさん詰め込んだ大きな袋を持って、クロネコヤマトに何度も足を運びます。
「この時期、一年で一番仕事してるよな~」と、いつも思います。
その準備を今日から始め、「濃密なる12月」のスタートにしようと思います。
最後に一言。
汚い筆字の年賀状とかお礼状・・あれは最悪です。
「味わい」なんてものは、汚い字には絶対にありませんからね。
書いてある言葉が「人間だもの」とか「出会いに感謝」とかいったクサいものだと、もっと最悪。
字の上手下手は仕方ありませんし、ヘタでもちゃんと書けば問題ありません。
でも、「汚いもの」だとわからずにそういうものを出しちゃうと、見る人が見たら、間違いなく知性や品性を疑われますからね。
どうかご注意ください。