ビジネスは「学ぶもの」?

生命保険営業の本質!

 私の会社には社員が2人います。
 2人とも、ものすごく真面目で気が利く可愛い女性です。

 お姉さん社員の「ノンちゃん」は、採用時の彼女の希望で、週に4日程度の出社ですが、若い方の「トモミ」は、基本的には月~金の出社。だから、トモミだけの日が毎週1日程度あります。

 先日、トモミだけの日に事務所に降りたら、普段はBGMが掛かっているのに、英会話が流れている。
 彼女、今、「英語が喋れたらイイな」と少し思っているそうです。

 で、店を始めた時からのバイトで、弟の同級生の「ベンちゃん」という人がいます。ベンちゃんは火曜日の担当なのですが、この日は外国人来店率がかなり高い。ベンちゃんは、日本人よりも外国人の友達の方が多いから、英語がペラペラなのです。

 だから、トモミに「ベンちゃんに勉強法を聞いてみれば?」と言いましたが、何年か前に、ベンちゃんと英会話の習得方法について話をしたことがありました。
 その時、ベンちゃんはこう言いました。
 「英会話教室にだけは絶対に行っちゃダメですよね。だって、英会話教室に行って喋れるようになった人に、会ったことないもん」
 まさに私もそう思っていたから「その通り!」と言いましたが、この辺の「感覚」って、分かる人にはすぐに分かるんですよ。

 私の専門である「書」も同じなんですけど、「書が上手くなりたい」と思った時に、「書道教室に習いに行く」しか思い浮かばない人って、まあ、書だから書けば多少は上手くはなるけど、でも、ほとんど上達しません。
 まあ、自己満足のために行くんだから問題はないのですが、でも、私から見たら「そんなんじゃ、習ったって習わなくたって変わらないじゃん。お金と時間の無駄じゃないの?」って思えちゃうんですよ。

 ましてや英会話の場合は「結局喋れないじゃん!」で終わっちゃうから、ホント、英会話教室に行くのは意味がない。
 以前にもバイトの女の子で、英語が喋れるようになりたいと英会話教室に行った子がいたけど、彼女、ベンちゃんの友達のカナダ人が来た時に、全然喋れなかったワケですよ。
 後日、それを悔しがっているから、ベンちゃんが「だから、オレと三洞さんが英会話教室に行っちゃダメって言ってるのに、行くからいけないんだろ?」と言ったら泣いちゃって・・・まさか泣くとは思わなかったから、ベンちゃんも焦っていましたが、でも、事実、全然喋れないのだから、仕方ありません。

 要はね、「英会話教室に行くもの」という思考・姿勢自体が、そもそもダメなんですよ。だから、英会話教室に行って英語が喋れるようになる人って、ほとんどいないのです。

 この辺のニュアンスを喋ったら、トモミはすぐには理解できませんでしたが、結局、書でも英会話でも、そして生保セールスビジネスでも同じで、「教わるもの」だと思っている人は、決して習得・上達できないのです。

 その前に、自分の頭で「どうすれば?」と考えることが「必須」なんですね。
 それを「普通」だと思い、実行する人だけが、習得・上達できる。

 トモミとそんなことを喋った数日後に、ダイレクト出版からのニュースレターが届いたら、社長の小川君が、こんなことを書いていました。

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◆学習は「○○」なもの

(前略)ウチの会社は、教材を販売したりセミナーをやったりと教育事業をしているので、よく分かるんだけど、同じ素材で学んでも、結果を出せる人と出せない人に分かれる。どんなにいい内容の教材を用意してもダメなケースもあれば、ちょっとしたヒントから素晴らしい結果を出すケースもある。
 「不思議だなぁ」と思っていたんだけど、長年の経験から気付いたことがある。それは、学習効果は「コンテンツ」だけでなく、その受け手の側にも依存するってことだ。
 つまり、受け手から見れば、学習は「主体的」なものだということ。どれだけよい素材が用意されていても、自らが主体的に学ばない限りは、学びにならないのだ。
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 そう、まさにそういうことなんですよ。
 「教わるもの」という姿勢では、学びにはならない。
 だから、英会話もできるようにはならないのです。

 もちろん生保セールスビジネスだって同じですよ。
 私の10時間セミナー、14時間動画だって同じですよ。
 実際、同じセミナーを受けているのに、すぐに結果を出す人もいれば、結果を出せなくて廃業しちゃう人だっているしね。

 では、学ぶ際の「主体性」とは、具体的にはどういうことなのか?
 さすが小川君、わかりやすく書いてくれています。

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◆何を問いかけるかが一番重要

 ぼくがロイス(三洞註:ビジネスコーチングの世界的権威)からコーチングを受けていた時に、1つだけ意識していたことがある。
 それは「何を問うべきか?」「何を聞くべきか?」を考え続けるということ。
 「問い」があれば思考は進み、それをロイスのような経験豊かな人にぶつければ、面白い経験談や考えてもみなかった視点などが学べる。ぼくは自分より経験豊かな人から指導を受けるチャンスがあったら、必ず「問い」を準備するようにしている。
 やってみれば分かるが、「問うべきこと」を考えるのは、それなりにしんどい。つまり、結構頭を使う。だから逆に、問うべきことを持っていないというのは、頭を使っていないってこと。
 疑問、質問、問い、これらはぼくらが成長する上でとても大切だ。質の高い問いには、質の高い答えが返って来るし、質の低い問いには、質の低い答えが返って来る。つまりは「質問」や「問い」こそが、思考の源泉なのだ。
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 「問うべきことを考えるのは、それなりにシンドイ。つまり、結構頭を使う」・・・まさにこれこそが、英会話ができるようになる人とならない人の差。
最初から「習いに行くもの」「教わらなきゃ無理なもの」という意識では、思考がゼロだから、学びにならないのです。


 私の場合、生保セールスビジネスにおいては、転職前は「教わる気が満々」だったワケですよ。だって、営業経験ゼロだし、お客さんと仕事の話をしたこともなかったのですから、「教わらなきゃ無理」と思うのは当然です。

 でも、幸いなことにマーケティング理論については本業だったから、会社の研修を受けた瞬間に「ダメダコリャ!」と思うことができた。
 そうなれば、必然的に「どうすれば?」と考えざるを得ません。生後半年の子を抱えての転職ですから、ダメダコリャで済ますワケには行きませんから。

 結論はすぐに出ました。
 「こんな理論とは正反対の教育を真に受けたら、絶対に売れないに決まっている。完全無視しないと死んじゃう! 結局、マーケティング理論に沿って、自分の頭で考えて、自分のビジネスを構築するしかないんだな!」
 そう思って、自分の頭で考えた結果、週3日の営業で、300週連続の契約を続けることができました。

 いつも言っているように、すべての会社の教えは、理論とは真逆の「あなたを売れなくし、不幸にする教え」です。それなのに「教わるもの」だと思っている人が大半だから、その結果として93%が3年以内に廃業に至ってしまうのです。


 今年の3月から、ニュースレターのVIP、GOLD会員の方々と毎日のように話をするようになっていますが、これをやっているとよくわかりますね。
 質問の内容・・・「何を問うべきか?」が、1回目と2回目では、具体性において明らかに違って来るのですよ。
 最初は「どうすれば?」だったのが、「やってみたけど、合ってますか?」「やってみたけど、もっと良い方法は?」になる。

 つまり、1回目で「思考方法」を学んで、思考して実践して、その経験値をもとにした質問になるから、具体的だし、効果も上がる・・・ということになります。

 ということで、あなたも生保セールスビジネスを「教わるもの」だと思ってはいけませんよ。理論は学ぶものですが、何のために学ぶかと言うと、正しい思考をするために学ぶのです。

 理論を学んで、それを基に、しっかりとたくさん考えて下さい。
 私たちは頭脳労働者です。「活動量」では決して売れませんからね。