天動説……地球が宇宙の中心であり、すべての星が地球の周りを回っている……今、そんなことを信じている人はいないよね。
今日はいきなり結論を書いちゃうけど、「活動量」という言葉に代表される、いわゆる「会社の教え」「業界の通念」は「天動説」なのよ。
「こうすれば誰でも売れる。だから誰もがこの教えに従うべきだ」という、前時代的で自己中心的な考え方ね。
でもそれは、天道説の否定よりもかなり後のことになるけれども、1980年代には矛盾が顕在化し、1990年代になると「もう、そういう時代遅れの説を信じるのはやめようね」と、頭のいい人たちがどんどん言い始めた。
そしてそれは、データによって検証されるようになった。
研究によって「地動説が正しい」と証明されたように。
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……1世紀以上にわたる研究によって、人間の知性の各側面には、相関性がほとんどないことが明らかになっている。豊富な語彙力があるからといって、文章を書くことが得意とは限らない。三角法が得意だからといって、微積分も得意とは限らない。名前を覚えるのが得意だからといって、メロディを覚えるのも得意とは限らないのだ。
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そう、その通り。
私のセミナーの受講生は、今、おそらく830人くらいになっていると思うけれども、「楽しくたくさん売れる形」は人それぞれ違う。
全員に、『おっぱい古川くんのように、髪にメッシュを入れてYouTubeで「ウェ〜イ!」「愛してるぜ!」とやれ! そうすれば売れる!』なんて言ったら、苦しんだ挙句に廃業しちゃう人がいっぱい出てしまう(笑)。
逆を言えば、私のように「電話に出たくない」「家から出たくない」「人と会いたくない」「1対1で喋りたくない」という人だって、その適性を生かす方法(正しいマーケティング理論)を採れば、週3日の営業で300週間くらいは契約が続くのです。
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……しかし、ここで留意すべきは、それぞれの少年が到達できる多様な成功に最も大きな影響を与える要素は、個々の小さなモチベーションのパターンだということだ。そして、これはどのIQテストでも計測され得ないパターンである。
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「その適性を生かす方法」の原動力となるのは「個々の小さなモチベーション」なのよ。
受講生なら、私の言わんとしていることはすぐに感じることができるだろうけれども、そこに「保障」だの「使命」だのといった、会社の洗脳による夾雑物が入り込むと……いきなり天動説と地動説の併用のような状態になってしまう。
そんなことはありえないし、「キリスト教的世界観においては、地動説は異端である!」と言うのと同じで、正解に辿り着ける可能性はゼロになる。
この「個々の小さなモチベーション」という言い方は、素晴らしい表現だと思います。
そう、まさにそうなんだよな〜。
ここ1年ほどの受講生のほとんどが、セミナー受講後に「理念の抽出」のセッションと、さこ〜ちゃんによる「プロファイル診断&個別セッション」を受けています。
私のセミナーは「新装開店準備」。
この2つは「新装開店後の日々のビジネス」の指針。
セミナーのレジュメでは「無理なく続けられること」と表現しているけれども、さこ〜ちゃんのセッション(ウェルス・ダイナミクス)では、「適性」「得意なこと」が明らかになる。
必然的に「苦手なこと」「無理なこと」も明らかになるから、それを苦しんでやっても意味がない……というか、「売れないし、幸せにはなれないよ」ということがわかる。
理念の抽出においては、「子供の頃から、自然にそうしちゃう、そうなっちゃう、そうしないと気が済まない」ということが明らかになる。
いずれにしても、自然にそうなっちゃうのだから、何の苦労もない。
むしろ、「そうしなかったら苦痛」になる。
苦痛なく、自然にできちゃう……これが「小さなモチベーション」ということ。
「成功に最も大きな影響を与える要素」は、この「個々の小さなモチベーション」なのよ。
それを明らかにしようとせず、「教え」を強要する世界とは……こんな世界。
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私たちに、論理的な一貫性と証拠による考え方があり、もう一方には、証拠による裏づけのない自己矛盾した考え方があるなら、既に勝敗は目に見えている。
それが「暗黒時代」と呼ばれ、今も変わらないのは当然だ。
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画一的な「こうすれば売れる!」が罷り通っていたのは「暗黒時代」なんだけど……今でも「暗黒」がはびこり、その世界に閉じ込められてしまっている生保セールスがたくさんいる……。
気づきなさいよ。そっちは「ダークサイド」だからね。
そこで脳を支配されて、ダースベイダーのように「フシュ〜〜〜」とため息を吐き続けているのでは、いつまで経っても暗黒ですよ。
ダースベイダーたちよ、目を覚ませ!
あなただって、かつては明るい世界の、選ばれし人だったのだから。