セミナーにはたくさんの「ワーク」が出てきます。
レジュメのバージョンが 5.00 になって、バインダーを新たにし、ワークブックをレジュメ本体とは別にしました。
その方が使いやすいと思って。
もちろんセミナーではワークはやりません。
全部やったら、5泊6日ぐらいは必要になるから。
ただし、最初のワークだけは私の目の前でやってもらいます。
そのワークの内容は「セールスにおいて、今、不快に思っていること」を書き出す作業。
考えて絞り出すようなものではなく、日々思っていることを書くだけなので、せいぜい2~3分で終わるワークです。
短いワークですが、マーケティング的には非常に重要な作業(=収入増加に直結する作業)です。本来は「TOC理論(成約理論)」に基づいて、さらに掘り下げるべき作業なのです。
でも、まずは「考えなくてもすぐに書ける、日々の仕事における問題点」を
書き出す(手を使って書き、明文化して視認する)ことは、あなたの幸せの量を増やすためには、まさに「最優先事項」なのですよ。
だから、セミナー開始後30分ぐらいで、このワークが出て来るのです。
「活動量!」では、解決策は「増やす!」しかありません。
ただしそれは「物理的に不可能」なのですよ。
だって、寝なかったら死んじゃうし、休息や余暇がなかったら疲弊するばかりだし、家族や子供との時間がなかったら不幸だから。
つまり、「活動量!」という言葉こそ、不幸の根源なのです。
そして、そんなものはビジネスとは呼べません。
ビジネスは、計測可能で、かつ、「増やす!」とは真逆の、「改善によって効率化する(時間は減る)」ものだから。
だからこそ、「セールスにおいて、今、不快に思っていること」を書き出す作業は重要なのです。
なぜなら、問題点が明らかになるからこそ、改善ができるから。
で、ここからが今日の「言いたいこと」。
問題を解決するには、その問題を「自分でコントロールするのだ!」というマインドが必要です。
「7つの習慣」の「影響の輪」ですね。
自分でコントロールできないこと(=起きてしまったこと&他人のこと)は、どうしようもない。
でも、ほとんどの人が、自分でコントロールできないことを問題視し、悩み、
愚痴を言い、ストレスを発生させ、幸せの量を減らす・・・。
「そういうことをやってはいけませんよ、人生の無駄ですよ」というのが「7つの習慣」の教えです。
そして、自分でコントロールできることに注目し、改善するからこそ、ビジネスの効率がアップし、収入と幸せの量が増えるのです。
ところが!
「セールスにおいて、今、不快に思っていること」を書き出しても、それを「自分でコントロールできないこと」だと思ってしまうと・・・絶対に改善はできません。
例えば、
「毎日のミーティングが長くて苦痛」
「通勤時間が長い」
「周囲からあれこれ言われて、どうしたらよいのか分からなくなる」
なんてことを、多くの人は「自分ではコントロールできない、仕方のないこと」だと思っちゃってるんですね~。
こんなこと、普通に起業家意識を持っていたら、瞬時に解決できることでしょ?
私には、こんな簡単なことで悩んでいる人は、ただのアホにしか見えません。
解決策?
いくつもありますけど、最も単純明快な方法は、「会社を辞めて個人代理店になる」。
辞めるのは退職届を出すだけ。
好きな保険会社の代理店営業部に電話して、「代理店になりたい」と言えば、担当者が喜んで飛んできて、すべての手続きをやってくれる。
あなたがやるのは住民票を取り、何枚かの書類に署名捺印するだけ。
開店資金不要、家賃不要、店舗不要、仕入れ代不要。
あなたが1人社長なのだから、ミーティングの必要なし。
自分が売れないくせに、ワケのわからんことを言って来るアホもいない。
そして、通勤時間ゼロ。通勤のためのガソリン代や交通費もなくなる。
他にも方法なんていくらでもあります。
でも、「自分ではコントロールできない、仕方のないこと」だと思ってしまった瞬間、それは「永遠の障害」になってしまうのです。
あなたは「社員」ではなく「起業家」ですよ。
車内で唯一、セールスだけが起業家なのです。
起業家ならば、自分の店舗は自分で作らなくてはなりません。
ましてや会社の教えは「93%の人を不幸に陥れる教え」なのだから。
あなたは起業家です。
自分でコントロールできない課題など、ないのです!