新年度に向けて……同じ過ちを繰り返すな!

生命保険営業の本質!

 例年、2月はあっという間に過ぎるけれども、3月はゆっくりと過ぎる……というのが私の感覚です。
 3/31は私の誕生日だからね。
 月初から、日々、そこに近付いて行く……という思いがあるからなのでしょう。

 ところが今年は、あっという間に15日。
 浜松に4日間行っていたせいもあるのだろうけれども、「あれれ?」と思っています。
 ここから時の流れが鈍化するとイイな〜。


 3/31と言えば……期末だよね。
 みなさん、確定申告を終えたばかりだろうから、去年の年収は明確だろうけれども、多くの会社(特に、地獄社ではない一社専属の人)は、去年の4/1から3/31までの数字が、今期の売上数字になる。

 まだ終わっていないけど……どうだった?
 目標の数字をクリアできたかな?
 楽しく充実した1年を過ごせたかな?


 で……残念ながら多くの人が「はい!」と明るく答えることができない。
 感覚的にも、法則的にも、「はい!」の人は最大で20%でしょう。

 つまり、残りの80%以上の人が「いや、全然ダメでした」になる。
 来月からの新年度に向けて、そうならないために重要なことを2つ、お話しします。


 まず、そもそも「目標」という言い方が良くない……というところにまで思考が至っている人って、ほとんどいないんだよな〜。
 「目標」でも「夢」でも同じなんだけど、こういう概念的な言葉を「ポンっ!」と出されちゃうと、人は、人それぞれの既成概念に縛られた思考に嵌まり込んでしまうものなのよ。

 ……と、こういう考察を語りだすと、オレの場合、ものすご〜く長くなっちゃうから、重要なポイント2つをさっさと書きます(笑)。


 まず1つ目。
 ここで言う「目標」とは「売り上げ数値」のこと。
 あえて言っておきます。
 他のほとんどの業種だと「売り上げ」だけでは全然意味がなくて「利益」の方が重要だけれども、幸いなことに私たちの場合は、「売り上げ=利益」という単純な図式で把握できます。

 で、多くの人は、この数字だけを出すけれども……それこそがまさに「絵に描いた餅」なのよ。
 その場合、間違いなく「やれたらイイな〜」で終了する。
 来季も同じ結果が待っている……ということ。

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 ……要するに、失敗することも想定してプログラミングしていれば、いずれは夢が実現する。その可能性が極めて高い。夢が叶うか叶わないかは、このプログラミングの腕にかかっているということである。
 長い時間スパンの夢をイメージして、それを実現していくとき、夢のゴールへ到達するまでのプロセスもまた夢の一部だと認識することになるだろう。何故なら、夢もプログラムであり、実現するための夢もまたプログラムだからだ。
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 偏執狂的理科系の人が書いた「夢の叶え方を知っていますか?」という本からの抜粋だけれども、引用文の「夢」を「目標」に置き換えれば、そのまま意味が通じます。
 
 私の場合、ゴリゴリの文科系であり、何より自己管理が苦手な人間なのだけれども、「目標1200万!」ではありませんでした。
 そんなもん、言ってるだけだからね。
 そんなんじゃ、実現するはずがないから。

 そうではなくて……こんな感じです。

 「欲しい年収は1200万。そのためには48人(世帯)のお客さんが必要。週3日の仕事でそれをやるには(ここで色々な数字をあてはめて)、60人へのプレゼンテーションが必要。60人にプレゼンテーションするためには(ここで色々な数字をあてはめて)80人の新規見込み客が必要。80人の新規見込み客を稼働週で割ると週に2人へのアプローチが必要。そのためには……」

 のようなプログラムが明確にできていました。
 このやり方を、セミナーの【Section8】で解説するのだけれども……今思えば、これでもかなり雑駁ですよ。
 でも、「目標1200万!」のような、「単なる願望」「掛け声」とは全〜然違います。

 最悪なのが「会社から言われたから書いた」のようなケース。
 自分の目標に他人が関わってしまうなんてのは……完全に起業家失格です。
 成功するはずがありません。


 そして2つ目。

 これも上記引用文にあるのだけれども、数字だけの目標なんてのは、正しい目標とはかけ離れているということ。
 「目標の1200万はできたけれども、苦しくて苦しくて、体を壊してしまいました」「家族とゆっくり過ごせた時間なんて、ほとんどありませんでした」なんてのは、まさに「本末転倒」。「アホか!」でしかありません。

 私のセミナーの最重要ワークは「理想の平日・休日を明文化する」なのだけれども、その前にも「ワーク3」での「成功する環境の抽出」というものがあります。

 これは「ありたい姿」の「ちょっとだけ未来形」。
 「あなたはどういう環境で仕事をしたいのか、どういう環境だと成功しやすいのか」を明確にし、その環境を整えるためのワークです。

 日々、心地よい環境(場所、服装、調度品、音楽、香りなどなど)で仕事ができたら、日々快適だし、仕事も捗る……幸せだよね。
 同時に、自分に合ったやり方(=ほとんどの場合、人から嫌われない、ストレスなく楽しくできるやり方)で日々仕事ができたら、楽しく仕事ができるし、効率も上がって売り上げも増えるのよ。


 こういった「具体性」なしに「1200万!」なんて言ったって……予知園や小学校の運動会と一緒。
 「がんばれ〜!」でしかありません。
 でも、いくらがんばったって、駆けっこがいつも1番の人は1番だし、ビリの人はビリなのよ。
 同じ結果が待ち受けているのです。

 私たちがやっているのは「ワケワカラン修行」ではなくビジネスです。
 今こそ「正しい目標設定」のやり方を知って、来季に臨んでください。