セミナーの条件

セミナーの必須要件

 私には「面会日」という無料のサービスがあります。
 1回だけ、60分間、1対1でのご相談を受けますよ……というサービスです。

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 先日も面会がありました。
 ソニーの青年です。
 「セミナーを受講したいと思うのだが、その前にいくつか確認したいことがある」という、よくある質問でした。

 以前だったら、ソニーの若い衆に対しては、「グジグジ言わずにサッサと来ちゃえよ」のような言い方をしたのかもしれないけれども(笑)、還暦を過ぎて少しは分別がついて来たので、聞かれたことには分かりやすく答えたつもりです。
 結局、お人好しの私は、90分間喋ったしね(笑)。

 ただし、面会だとついつい話があちこちに飛ぶから、肝心なことを伝え忘れることもあるんだよね〜。
 だからここで「セミナー(指導者)の必須要件」をまとめたいと思います。
 必須要件は7つあります。



【必須要件1】「こうすれば売れる」を伝えるものではない。

 いつも言っているように「こうすれば売れる」などという方法は存在しません。
 もしも存在するのなら、自然の摂理としてそれはとっくに隅々にまで知れ渡り、苦しんでいる人などいないはずです。

 その上で……会社が伝える「こうすれば売れる」は論外ですよ。
 なぜならその方法は、過去に数百万人の人が身をもって「それでは売れない」を証明してくれた方法なのだから。
 それを強要する……3年以内に93%が廃業に至るのも当然だよね。

 世にあまたあるセミナーも、そのほとんどすべてが「こうすれば売れる」を伝えているけれども……しかしそれは、その人が売れた方法であって、あなたにもできるワケではないし、同じ効果をもたらすとは限りません。
 例えば同じセールストークであっても、45歳の経営者に対して、保険屋歴30年62歳の私が発するのと、保険屋歴2年35歳の青年が発するのとでは、効き方がまったく違うからね。もちろん成約になる確率も大きく変わります。

 ところが。
 世の中には、安易でお手軽な「こうすれば売れる」を探し求める「セミナージプシー」と呼ばれる人たちが存在します。
 彼らの中には、ごくまれにではあっても「ついに巡り合った!」という機会に遭遇する人もいるのかもしれません。
 しかしそれは、セミナー講師とその人の属性が酷似している場合にのみ起こり得ることなのです。
 性別、年齢、見た目、性格、志向性……そうしたものが酷似している場合には「こうすれば、あなたにも売れる」になる可能性もありますが……そんなケースは滅多にないはずです。
 つまりは、膨大な時間とお金を掛けてそれを探し求めるのは、ほとんどの場合、徒労に終わるのです。

 では、何を伝えるべきなのか……。

 
【必須要件2】実証済みの「理論」に基づいている。

 「こうすれば売れる」は存在しなません。
 真理は「理論がなかったら売れるはずがない」なのです。
 理論とは、マーケティング理論であり、その基となる脳科学と購買心理学です。

 正しい理論においては、「こうすれば売れる」ではなく「あなたに合った方法でないと売れないし、できない」。
 これが真理なのです。

 私は、保険屋さんになると友人たちに告げた時、「お前、バカなの?」「お前には最も向かない商売」と言われましたが、マーケティングプランナーという仕事しかしたことがない私は、「理論に沿ってやれば売れないはずがない」としか思っていませんでした。
 そしてその通り、週2日半の仕事で300週間の契約を続けることができました。

 「こうすれば売れる」には、汎用性・再現性がありません。
 対して実証済みの理論とは、「それを知らなかったら売れない」であり、そこから導き出される「あなたに合った売り方」は、まさに「再現性のみ」なのです。


【必須要件3】根拠ある数字で伝える

 世界No.1億万長者メーカーと呼ばれるダン・ケネディの言葉です。
 「セールスはすべて、理論と数字でできている」。

 そう、理論と数字がすべて。それ以外には何もありません。
 そして、正しい理論は必然であり、それを根拠ある具体的な数字で伝えることが必要になります。
 なぜなら、根拠ある数字がなかったら納得できないし、不安なく自信を持って実行することができないから。

 私はセミナーでこう言っています。
 「数字がたくさん出て来るけれども、私はビジネスの話をしているのだから、根拠(データ)あるいは途中の計算式のない数字は提示しません」。
 例えば、「2000万の年収を得るためには?」を逆算して行くと、年間80人の新規見込み客も見つければイイということが明確になります。
 その計算式もレジュメにはっきりと出ています。

 その他、たくさんの「ビジネス指標となる数字」が提示されます。

 対して、理論皆無の活動量型の世界においては「もっと、もっと!」「頑張れ!」……。
 こんなもん、ビジネスとは呼べませんよ。

 納得できる数字があってこそ、ビジネスとして成立するのです。


【必須要件4】ワークがある

 正しい理論に沿った「自分に合った方法」を導き出すには、自分について最も良く知っている人……あなたが考えるしかありません。

 ただし、単に「考えろ」では、何をどう考えたらよいのかがわかりません。
 プロスポーツ選手が理論に沿った練習メニューを持つように、あるいは教科書(=レジュメ)と問題集(=ワーク)があるように、正しい結論を導き出すためのワークが必要です。

 現在、私のセミナーとレジュメのバージョンは8,00になっていますが、バージョンアップによって最も進化を遂げているのが「ワークブック」です。
 900人以上の受講生との関わりによって、誤解と行き詰まりが少なく、より実効性の高い内容のワークに進化し続けています。

 ワークブックに従って8つのワークを実行することによって、理論に沿った「自分に合った方法」を抽出することができます。


【必須要件5】フォローシステムがある。

 あるセミナー講師が、飲んでいる時にポロッと言っていました。
 「受講した人とはあまり会いたくないんだよな〜」。
 ついつい本音が出ちゃった……ということなのでしょう。
 「セミナーを受けたのに売れるようにならない」と言われるのがイヤだから。
 
 私は真逆です。
 受講生に会いたくて仕方ありません。
 「先生のおかげで……」と言って欲しいから。
 喜ぶ顔が見たいから。

 私のセミナーには無料フォロー期間がありますが、それは「サッサと終わらせなさいね」とハッパを掛けるためであって……実は有名無実なのです(笑)。
 なぜなら、LINEグループ、三洞LIVE、「にわとり会」、「受講生のための開店準備室」、朝活ルームなど、無料で私と話ができる機会がたくさんあるからです。

 しかも私にはお店「三洞」があります。
 そこに来れば、楽しく飲み食いしながらいくらでも質問ができます。

 「ここまで受講生と関わり続けるセミナー講師はいない」は、私の大いなる自負なのです。


【必須要件6】「売り方」ではなくビジネスを伝える

 あなたは起業家であり、あなたがやっていることは「ビジネス」です。
 あなたはビジネスオーナーなのです。

 「売り方」はその中のごく一部の断片であり、それだけでビジネスが成立するはずがありません。
 ビジネスが発展するはずもありません。

 ほとんどの保険営業が、「自分がやっているのはビジネスであり、自分はビジネスオーナーなのだ」という意識を持っていません。
 同時に、ほとんどのセミナー講師も、汎用性・再現性なき「売り方」を伝えるのみで、受講生を「起業家」「ビジネスオーナー」として見ていません。

 「食って行けるかどうか?」とは、「ビジネスとして成立しているか?」なのです。
 「売り上げが増える」とは、「ビジネスが成長している」ということなのです。

 こうした認識なしに「こうすれば売れる」を探し求めても、それは徒労に終わるでしょう。
 私が伝えているのは「正しい開店準備」の方法です。
 つまりは「ビジネス構築」であり、そのビジネスを発展させるのはあなたです。


【必須要件7】正しく、実現可能な目標設定がある

 目標設定や自己啓発関連のセミナーもあまたありますが……これも、自分に合った方法でないとできないものです。
 還暦を過ぎた今、それは明確に認識できています。

 例えば私は手帳を開くことができません。
 開くことができないのだから、書くこともできません。
 そんな人間が「時間管理の方法」「自己管理の方法」「手帳の使い方」を教わっても、結局は何の役にも立ちません。

 もちろん「こうすれば売れる」のセミナーには目標設定はありません。
 「内緒の話なんだけど、お金を払ってくれたからイイことを教えてあげよう!」……ただそれだけです。

 私のセミナーの最重要ワークは「ありたい姿の明確化」です。
 「理想の平日・休日」を、それを手に入れた状態で、詳細に(4000文字以上)で描写する……これが「真の目標」です。

 保険営業は手段であって目的ではありません。
 数字だけの目標を達成しても、そこまでの日々がつらく苦しいものであっては、本末転倒です。

 幸せな今日があって、幸せな明日があって、もちろん数字も達成している……これが「ありたい姿」であり、真の目標なのです。

 その、あなたにとっての「ありたい姿」は、あなたにしか見えません。
 そして「ありたい姿」が明確になれば、無理なく自然にその方向に進むことができます。
 なぜならそこにあるのは「我慢なく」「ストレスなく」「楽しく暮らしている姿」……あなたが望む姿なのだから。


 この7つの条件を充たすセミナーこそが受講するに値するセミナーだと、私は思っています。
 「短時間で、楽しく、たくさん売る」は、それを象徴している言葉なのです。


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