お客さまのお役に立つ?

生命保険営業の本質!

 あなたは、こんな風に仕事をしていませんか?

 「お客様のお役に立ちたい」・・・こんなアホな言葉を口にする人がたくさんいますが、この言葉を言い換えると「売れていないから、売れるようになりたい」でしかありません。
 以前にも何度も書きましたが、世の中の、詐欺ではないすべての商品やサービスは、「役に立つから買う人がいる。だから売られている」のです。

 つまりは「お役に立てていない」というのは「売れていない」ということ。
 そうなってしまうのは、「お役に立ちたい」などというアホな思考が原因なのです。

 私のセミナーを受講していないほとんどの生保セールスは、自分がやるべきことを知らずに、毎日、切迫した気持ちに背中を押され、着替えて靴を履き、外に出て行きます。
 でも、見込み客がいないのに靴を履いても、作業はできません。そして、時間とお金を浪費し、ますますお金をなくして行きます。

 こうした人たちは、頭の中が混乱しています。同時に、自分の時間をまったく管理できていません。
 彼らは、色々な方向に引っ張られます(大抵は、アホなマネージャーか、売れない先輩か、嘘つきの有績者に)。
 そして、放し飼いの鶏のように、狭い庭の中をコッココッコと鳴きながら(泣きながら)右往左往しています。

 お金は、こういう人が嫌いなので、寄ってきてはくれません。

 あなたは、決してそんな風に仕事をしてはいけません。
 あなたがやるべきことは、あなたにとって最も効果的なやり方(=強みを生かした「勝てるゲーム」)を見つけ、効果的かつ無理のない費用で最も価値の高い顧客を引き寄せ、できる限りたくさんの保険料を、顧客が満足する形で取ることです。

 これが、唯一の仕事です。

 その上で、あなたのビジネスに「もっと多くのお金」をもたらすものは何かを、常に考えましょう。
 他のことは無視しましょう。やればやるほど時給が下がるのですから。

 上場企業の経営者や重役でも、このことを明確に認識できている人はほとんどいません。それは当然なのです。彼らは所詮、雇われ人なのですから。
 それに、実際に利益を上げることができなくても、社内営業や派閥の力関係で、給料や退職金を上げることも可能ですしね。

 でも、私たち生保セールスは、自力で稼ぐしかありません。
 そのためには、「こうすれば何とかなる」などという思考を完全に排除することです。それは起業家の思考ではなく、廃業組の思考です。

 あなたが生保セールスとして成功したいのなら、「儲けるためにはどうするか?」を考えることです。 
 常に「金儲け」が思考の基本であることが必要なのです。
 だから、「どうすれば金になるのか?」を常に考えましょう。「顧客のため」などという思考は「詐欺じゃない」と同じです。そんなことは当然なのですから、それは、何も考えていないのと同じです。

 金、金、金・・・こう書かれているのを見ると、「汚い」と思う人もいるかもしれません。でも、それは単なる思い込みです。
 あなたは、汚いことをして儲けようなどとは決して思ってはいないはずです。でも、まずはお金のためにビジネスをしているのです。そして、お金を儲けるためには、生保セールスは最高の手段です。

 だったら、お金を儲けることを楽しめるようになりましょう。
 なぜなら誰でも「売れたら楽しい!」と思うはずなのですからね。
 その原動力となるのは「お金を儲けたい」と思う願望ですよ。

 「お客さまのお役に立つ」などという言葉を発するようなマインド、知識、思考であっては、まったく話にならないのです。
 それは、商品やサービスが存続するための「必須条件」であって、あなたが売れるかどうかとは、一切関係ありません。